立ち向かう楽観主義、ふたたび。

車を買い替えることになった。

今乗っている車はバンタイプで、12年になる。今までの車の中ではダントツに長い。その前の車は8年だったかな。

車のダッシュボード

12年目、いろんなことがあったなあ。


税制とか車検とかの諸々の事情で、買い替えるなら今かな、と相方はあれこれ考えていたらしい。個人的に自分としては、運転がしやすくて、ナビがあり音楽CDが録音できて、バックモニターとセンサーがあり、ドラレコも……けっこういろいろ条件つけてるな?


ああ、あとは自動でなくていいからスライドドアは絶対。それと、バックヤードに車いすが積める広さがほしい。自転車が積めたら最高。そして、色が好みの色であれば。

 

というわけで、総合展示場で行われる「大商談会」なるものに行ってきた。ぴかぴかの車がたくさん展示してあり、テンションは上がる。どれぐらいの割合の人が「今日買うぜ!」と思って来場しているのだろうか。「見るだけー」で来たのに、勢いで買っちゃう人とかもいるんだろうな。

 

たっぷり展示車を見学。運転席に座ってみて視野を見たり、後ろの座席で内部の広さを実感したり、ドアを開け閉めしてみたり、ハッチバックからの荷物出し入れを想像してみたり。随分時間をかけてから、以前対応してくれた営業さんを呼び出したが、いかんせん大商談会は大盛況でなかなかお呼びがかからぬ。

 

そうこうするうちにも、壁の赤いバラ(成約済の人の名前で、放送で読み上げておめでとうございます!と拍手してもらえる謎サービス)がどんどん増えていく。うーん、忘れられているかな? ふたりとも辛抱強いが、かなり待ったと思ったので再度問い合わせをすると、どうやらご本人に伝わっていなかったようで。申し訳なさ全開の営業さんが飛んできた。

 

「見るだけー」で終わらせるつもりはなかったので、話はサクサク進み、値引きがどれぐらい良かったのかはわからないが、何とか時間までに契約することができた。なお、時間が遅かったため、名前は読み上げてはもらえなかった(そこじゃない)。

 

細かいオプションは後日、店舗で取り決めた。
車の色、「ファジレッド」を意識してちょっと赤いのに乗ってみたかったけれど、展示されていた大人っぽく派手な美しい赤を乗りこなす自信がなく、他の色に落ち着いた。あー、前のモデルのなら臙脂色だったのだけれど、縁がなかったということで。

 

というわけで、来月にも新しい車がやってくる。
しかし、12年もたてば想い出もたくさんある。果たして、自分は泣かずに今の車とお別れできるだろうか?
……とか考え始めるときりがないので、毎日キョロキョロして、新しいのと同じ車がいないか、チェックする日々なのだ。