立ち向かう楽観主義、ふたたび。

正月、家族旅行に行った話。<天橋立から舞鶴>

明日から3月か……1月は行き、2月は逃げ、そして3月もまたすごい速さで去っていくに違いない。まさに光陰矢の如し。
というわけで、もう2ヶ月前の話になってしまうのだが、2019年第一回の旅は「天橋立」であった。


親が年老いて自分たちで旅行できなくなり、次第に子世代であれこれ家族での旅を企画するようになる。
去年の正月は、明石大橋を渡って淡路島から鳴門へとドライブ。初めて見る渦潮はなかなかに不思議な光景で、上から見下ろしながら

「よくあんな渦の中に船で突っ込んでいくなー」
「映画みたいやな!」

と言い合った。

今年の計画は妹の夫と小学生の息子が立ててくれて、「天橋立を見てカニを食べようツアー!」ということになった。正月は割増料金がキツイが、家族全員が揃う素晴らしい機会なので、皆が健康な限りたぶんこれからも習慣化していくと思う。

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カニカニカニ

食事はとにかくカニづくし。カニの刺身に始まり、焼ガニ、蒸しカニカニ鍋……瞬く間に殻入れの壷が満杯に。
カニ料理は歓談には向かぬ。皆がカニをほじっている。無言……というほどではないけれども、いまひとつ盛り上がりに欠ける。まあ、カニは美味しいからいいんだけれども。
あと10年はカニ食べんでもええな……という気持ちになった(大げさ)。夢に出そう。

 

温泉も良かったし、前年に引き続き催された「出し物大会」(まあお楽しみ会みたいなもの)もレベルアップ。クイズ、トランプ手品、けん玉のスゴワザ、ぬいぐるみ芸、歌、ビンゴ大会など。……こういうのを真剣にやるところが、うちの家族のよいところだ!

 

翌日は、この旅行のメイン「天橋立」を眺めるために、山上へ。可愛らしいケーブルカーに乗る。昭和のレトロな雰囲気がなかなか良い。天気はあいにくの雨で、ぼそぼそと降っていてかなり寒い。山頂はさらに寒く、雪も残っていた。

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山頂へ行くケーブルカー。白い車体はちょっとお洒落だ。

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天橋立、傘松公園からの眺め。白くかすんでいる。

天橋立を望む展望台は、この「傘松公園」の他に、反対側から眺める「天橋立ビューランド」がある。子どもたち若者チームはそちらにも行って、かわらけ投げをしたと楽しそうだった。
傘松公園からの眺めは「昇り龍」、ビューランドからは「飛龍」らしいのだが、なんにせよ悪天候だったし、それから、それから、身体が硬すぎて股のぞきとか無理でした! こけそう!

 

帰りは舞鶴方面へ。「舞鶴港 とれとれセンター」に向かう。舞鶴港で水揚げしたての「とれとれのおさかな」が、すぐにそこで食べられたり買えたりする市場のような道の駅だ。さっそく席を確保して、お刺身や唐揚げなどを注文。

 

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ブリのお刺身。分厚いしとろけるように美味しい。

お刺身はみんな大好きなので、あっという間にそれぞれの胃の中へ。特にこの写真のブリのお刺身は絶品だった。1匹買いして、半分はお刺身、残りは持ち帰って家でブリの照り焼きができるように、家族ごとに袋分けしてもらった。お店特性の照り焼きのタレつきである。帰ってそのタレで煮付けるだけで、そちらも本当に美味しかった。

 

家族旅行、あと何回行けるかはわからぬ。だが、想い出作りだとしても、悪くない。
行ける限り、行こう。
「ああだったね」「こうだったね」と思い出す度に笑顔になるから。