生まれて初めてUFOキャッチャーで獲った話。
はー、ネタがショボくて申し訳ない。
でも、本当に今まで一度だって獲ったことがなかったので、舞い上がっている。
単純明快。青椒肉絲。
そもそも、ゲームやガチャやくじなど、いわゆる「当たりを引く」ことに関しては、恐ろしく確率が低い家系なのだ。
(おかやまマラソン落選も、そのひとつだと勝手に思っている)
この間引いた一番くじ(コンビニなどでキャラクターのくじを引くやつ)、2回ずつ別の2店舗で引いたけれど、4枚の同じ賞(ハンカチ)が来たし。
「ウッ!」と思わず言ってしまい、店員さんがニヤリと笑う。
それから、よくガラガラ回して引くやつ。ガラポンというのかな?
あれも当たらん。
白玉に愛される人生。
ガラガラ、ガラポンの正式名称ってなんだろう?
と思ったら、ちゃんと特許があったらしい。
「東京で帽子屋さんを営んでいた新井さんという方が、お客さんへのサービスとして考えた」とのこと。ほうほう。
宝くじもまず買うことがない。当たらんもん。
もっとも、買わなければ絶対当たらないことは知っている。
でも当たらんもん(無限ループ)。
というわけで、ギャンブル要素の高いゲームセンターは、合理性を考えて素通りしていたのだが、最近ちょっと考え方が変わってきた。
これは、PCやスマホなどのゲームに無課金派だったのがちょびちょび課金するようになってきたからではないか、と密かに分析している。
まあ、ゲームの話はまた次に。
そこで、UFOキャッチャーだ。
ひとりでこっそりやって、こっそり失敗し、こっそり去る。
何とも非合理的な行動……。
うまく獲るためにはそれなりの練習=投資が必要だ。それはわかっていて、何度もチャレンジしてみるのだが、一向に上達しない。
……と言っても、数百円の投資ではあかんか。
UFOキャッチャー講座のような動画で研究もしてみたのだが、そのワザを繰り出すまでのレベルにすら到達しない。
言ってみれば、不器用なのだ。
近くの大型スーパーにも、子ども用と思われる小さなUFOキャッチャーがあり、たまたまコウペンちゃんグッズがあったので(オトナだけど)チャレンジしてみた……が、300円やっても獲れない。
「アッ!」とか「ウッ!」とか言っている怪しい人はわたくしです。
それがですね!
別のUFOキャッチャーで800円ぐらい惨敗し、しょんぼりしていたところにあった、コウペンちゃんのぬいぐるみ。
直前にやってダメだったのは、30センチぐらいの大きさだったけれど、これはつかみやすそうな、体長15センチぐらい。
なんか、行けそうな気がする……
(いつもこれで惨敗しているのはもう記憶の彼方)
100円投入して、ゆっくりとレバーを動かす。
小さめキャッチャーなので、カギは3本。
よし、掴んだ!
行っけえええ!(心の声)
ふらふらふらー、と浮き上がるコウペンちゃん。
いつも、上がりきったところでダン!と機械が揺れて、ぽとっと落ちるのだが……今回は、
おっ、おおおおおおお!
ゆっくりと運ばれたコウペンちゃんは穴の中にぽんと落ち、あっさり一回のチャレンジでGetしてしまった。
……これは夢か?
あいにく、そばにいつも巡回している店員さんもおらず、タンバリンを鳴らしてもらうこともなく。
さも常連かのようにささっとSEGAの袋を取って、コウペンちゃんはめでたくうちの子となりました。
「おひとりさま1個」と書いてあったので、これはサービス台だったのだろうか。
でも、他の台にもけっこう貼ってあったような気もするし。これは見極めが大事なんだろうかなあー。
(初心者丸出し)
たぶん、もうこんな幸運は二度と訪れないような気がする。
それでも、またUFOキャッチャーに行ってしまうんだろうなあ。
あほやなあー。
でも平日の昼間、同じようにささやかな楽しみに興じている人を見かけると、密かにシンパシーを感じてしまうのであった。