J2リーグ第8節ホーム戦。ファジアーノ岡山VSアルビレックス新潟

まさに春の陽気。シティーライトスタジアムの今節のイベント「Cスタピクニック」がぴったりの1日となった。

アルビレックス新潟は、一昨年までJ1にいた手強い相手だ。新潟というととても遠いイメージなのだが、今日のアウェイ席はかなりオレンジ色で埋まっている。駐車場ではステッカーをつけた車を見かけたけれど、自走だとどれぐらいかかるのだろう？

さて、ファジアーノ岡山としては、前々回のアディショナルタイムの失点、前回の残り10分からの失点。先制してからどうゲームを締めるのかという大きな宿題は、今節も最後の最後にクリアできず。次節に持ち越すこととなった。

立ち上がり、注意していこうと声をかけていたというが、わずかな隙を見逃してはもらえず、何と開始2分での失点。ゴール前でパスを奪われてからの、あっという間の出来事で「えっ？　えっ？」というしかなかったほどだ。大きなクロスから正確に真ん中へ折り返され、詰めていた選手のヘディング。見事だ。

しかし、その後すぐに追いつく。イ・ヨンジェ選手がロングパスを追いかけているのを倒されてPK獲得。キッカーは上田選手、GKにコースを読まれてまさかのクリアだったが、やっぱりそこには仲間選手が詰めていて、ものすごい勢いでダイビングヘッド。まさに彼らしい得点だった。

後半1分、前半の失点を裏返すようにいきなり追加点が。ゴール前でパスを受けたイ・ヨンジェ選手が胸→ひざのトラップからの技ありシュート。ひゃー、と声が出た。これはもしかして、DAZNのベストゴールに選ばれるかも？と思うほどの上手さだった。

さらに後半4分、関戸選手からの素晴らしいパスがレオミネイロ選手に入り、再びイ・ヨンジェ選手が押し込む。これで３－１。「取れるときに取っておく」攻撃陣による追加点、ゲームを閉じるための布石として、ここまではとても良かった。

しかし、新潟は決してあきらめない。圧力がすごいし、組織だったダイナミックな攻め、ボールを奪取するテクニック。これまで戦ってきた柏、甲府、大宮というビッグクラブに共通したスピリッツ。本当にJ2は魔境そのものだ。

時計はアディショナルタイムへ。ファジの選手たちは、本当によく凌いでいた。あとワンプレーか。ここさえクリアできれば。
しかし、しかし、女神は新潟のほうへと微笑む。勝ち点３は、またしてもするりと指の間をすり抜けていったのだ。
スタジアムがしん、と静まりかえる。こんなことってアリか。

最後のプレーの前にゴール付近で交錯があり、GK金山選手が頭から落ちるというアクシデントがあった。彼の体調が心配で仕方ない。
実際、ゲーム続行で金山選手は立ち上がりはしたものの、ふらふらと奥のゴールネットを掴むところが見て取れたし、試合後の挨拶のときも顔をかなり歪めていたから、相当つらかったのではないだろうか。
脳しんとうは本当に怖い。金山選手がどうか何事もありませんように、祈るばかりだ。

（※追伸：インスタに金山くんからのメッセージ「無事なのでご安心ください！」と上がっていました。よかったー（涙））

さて、劇的に追いつかれる、というのは、負けているわけでもないのに「負け感」をどこか漂わせていて、ふーーーっ！というしかない。
これは勉強代、次いこ次！と思わなければ。
気持ちを切り替えていく。いくとき。いけば。いこう！

最後に、今節食べたファジフーズを紹介。
写真がとってもとっても下手なのでごめんちゃい。
まずは、「おかやま春のパン祭り」から、千屋牛バーガーがランクアップした「千屋牛スペシャルバーガー」。千屋牛がパティになって、目玉焼き入っている。
あー、でも写真が下手すぎてスペシャル感が台無しだあー！