J2リーグ第16節ホーム戦。ファジアーノ岡山VS愛媛FC - 立ち向かう楽観主義、ふたたび。

ふーーー（ため息）。本当に幸せな週末だった。
何と言えば良いのだろう。
こころも、からだもお腹いっぱい、そんな一日。

我が家の定番としてよく登場する、ファジフーズおなじみの美味しい豚タン串。豚串もいいんだけれど、コリコリ食感が好きなので。
ちょっと前までは、紙コップに入れてくれていたのだけれど、最近はよくスーパーにある揚げ物や串を入れる袋に入れてくれて、持ち運びしやすくなったのが二重丸。
そして、鳩が立ち去らないよ。

そして、以前から食べてみたかった台湾スイーツ、トウファ（豆花）。豆乳を固めたもので、ヘルシーさとふるふる食感が良い。
次は杏仁豆腐もいいな！

その他、岡山県は県北の鏡野町産のアスパラガスを、ハムとチーズで巻き上げたものをいただく。県北を取り上げてくれるのは、とても嬉しい。岡山県の地元野菜や食材を使う試みは、県全体の産物にどんどん広がるといいな。

そして！
イベントを楽しんでしまったために写真がないのだが……元ファジ戦士で現ベルギーのオイペン所属豊川選手が、今年も岡山に帰ってきてくれた！　これはビッグプレゼント。

なんだか、里帰りした息子をみんなで迎えるみたいな雰囲気のファジステージ。ベルギーで未だに言葉が通じない話（笑）やファジの注目選手（鹿島で一緒にやっていた久保田くん）など、短い時間だったが本当に楽しいトークショーだった。変わってないな、トヨ！
加地さんや岩政さんもそうだが、豊川くんがこうして岡山のことをずっと気にかけてくれるのは、本当にもう嬉しいし、感謝しかない。

ステージが変わり、オール岡山ウインドオーケストラの演奏が始まる。「ウインド」とは管楽器、吹奏楽バンドのことだ。
我が家の子どもらは吹奏楽部だったので、アフリカン・シンフォニーや宝島をかっこよく演奏されると、もう気分は上がりっぱなし。ソリストのトランペッターの方も、指揮兼サックス奏者の先生も、素晴らしい音色だった。
特に好きだったのは、ファジアーノの試合前にサポーターが歌う曲でおなじみの「オーバー・ザ・レインボウ（虹の彼方に）」。
あまりにも情感豊かにトランペットが歌うので、感極まってしまい泣きそうになった……。

（思わず誰か泣いてないかと周りを見回してしまったのは秘密）

他にもイベントはたくさんあって、アンケートやクイズに答えまくって粗品やバッジなどをゲット。そんなこんなで、スタジアム入りしたのは、試合が始まる15分前だった（いつももっと早く入っていて練習などを観ている）。いろんなイベント盛りだくさんなのは、本当にクラブの努力を感じる。

さて、ここからやっと試合について。

愛媛FCとは、はっきり言って相性が良くない。
聞けば、2年連続勝てていない、つまり4連敗。個人的に、愛媛がうちに勝ったことで調子を上げていく、と言った勝手なイメージがある。
考えてみれば、「相性」などというものはまったく根拠がないことだとは思う。毎年選手は入れ替わるし、監督が変わって戦術やポジションが変わったりすることもある。
それでも、何となーく「お得意さま」とか「苦手意識」があるのは、本当に謎だし不思議だ。

前半、愛媛コーナーキックからの一森選手のファインセーブ、素晴らしかった。こういう「やらせへんぞ！」という気迫。
このゲームは、ずっとスタメンで出ていたDF田中選手が累積で欠場、代わって出場した濱田選手はじめ、DF陣も奮闘。無失点に貢献した。

そして、中野誠也選手、やってくれた！
仲間選手のパスを受けて走り抜き、シュートはGKの足の間をすり抜けていった。移籍後初スタメンの初ゴール、やるじゃん。
胸のエンブレムを叩きながら、飛び出してきた選手たちと抱き合う。おおおおおーと歓喜に沸くCスタ。この幸せな瞬間。

そして、試合は1-0で岡山の勝利。
やったーーー！　勝ったどーーー！

勝ち切ることができた喜び、本当に何度味わっても酔える。
選手たちの弾けるような笑顔。これが見たくて。
これぞ、最高の週末だ。

試合後、岡山から期限付き移籍を経て愛媛に行った藤本くんが、挨拶に出てきてくれた。
サポーターからは、声援や温かい拍手。ほんと、Cスタが好きなところはこういうところだ。勝ったからというのも多少はあるだろうけれども、移籍した選手をいつも温かく迎えているように思う。
藤本くん、恩返しゴールはなくて大丈夫なので、うち以外とやるとき頑張ってください。

ああー、酒が飲めるぞー！
今回のお供は、「玉川アイスブレーカー純米吟醸」（もちろんペンギンのラベル買い）とミネオラオレンジのフルーツ酒、ソーダ割り。