長崎、ちょい巡り。【アウェイツーリズム】(前編)
長崎を訪れるのは、三度目。
前回は4年前。今回と同様、運転を交代しながらの自走で、あまりにも遠いため帰りは山口で一泊し、防府天満宮にお参りして受験用のお守りを買ったんだったっけな。
今回はキックオフが14時だったため、少なくとも自宅を早朝4時に出なければならないということで、夜中や朝に運転するよりも……と前日の夜、仕事後に下関あたりまで行って一泊することに。
岡山からだと、山陽自動車道から山口JCTを経て中国自動車道に合流していくのだが、遅くなるので美東サービスエリアで晩ごはん。
美東SAはちゃんぽんが有名らしいのだが、ここは試合前なのでカツでしょ! ネーミングも素晴らしい「幕末かつカレー」をいただく。
なんと他にも、明治維新を意識した「海兵隊弁当」やら「薩長同盟丼」など、ユニークなネーミングが並ぶ。
幕末かつカレー、何だかとても本格派のカレーで大変美味しゅうございました。
下関に到着するともうあたりは暗く、海沿いに立つ観覧車のネオンが美しい。そして、水族館好きなのに「海響館」の前を泣きながら素通り。いつか、いつかきっと。
下関駅前のホテルは、駐車場が遠い以外はコスパがよすぎて満足。
いいの?って感じだった。ビジネスマンも多かったな。
そして、いざアウェイへ乗り込む!
スタジアムや試合の様子は、こんな感じ。
試合を終えた後は、長崎市内のホテルへ移動。
いったん荷物を置いて少し休憩したら、さっそく出かけよう。
以前来たときと同じように、港のほうに行ってみることにする。
(海なし県出身のため、海に憧れを抱き過ぎるのである)
えひめ丸、もうあの事故から20年近くもたつのか……と。
船には若者の姿も。どうかご安全に。実習、がんばってください。
巡視船などお仕事の船も、たくさん停泊していた。
イタリアヨーロッパ最大級の豪華客船、コスタ・クルーズ。
後で夜景を眺めに行くのに乗った観光バスの運転手さんの話だと、何隻かある豪華客船のうち、この「Costa Venecia」が長崎に入港するのは初めて見たとのこと。
この手の大きな客船は、満潮だと橋をくぐれないので、今の時期は早朝に入港し夜に出港するんだそうだ。
実は、船が超ど級ウルトラ苦手なんだけれども、これぐらい大きかったらまったく揺れを感じることはないのだろうか?
(まーたぶん一生乗らないと思うけれども)
さて、稲佐山から夜景を観るために、いくつか方法を考えたのだが、今回は宿泊するホテルを巡回する無料バスを利用することに。
週末は、18:30を過ぎると山頂まで車を乗り入れることができないらしいので、ロープウェイを使うのだ。
その前に、長崎出島ワーフにて腹ごしらえ。いろんなお店があるが、前回行ったとき、相方の好物クジラを食べた記憶を頼りに、海鮮市場長崎港に行ってみた。
試合に勝ったので、奮発してみたヽ(´▽`)ノ
最近は、肉よりもお刺身を所望するようになっており、いよいよ年だなあと感じる。でも美味しいからええねん。
しかし、まだこれから観光が残っているので、一杯引っ掛けるわけにはいかぬ(飲んだら寝る人)。
その後無料シャトルバスに乗り、稲佐山に向かった。
シャトルバスの運転手さんは気さくな方で、いろいろ観光ガイドっぽいこともマイクで話してくれ、車内は和やかな雰囲気に。
バスのルートが長崎駅のすぐ横を通るのだが、何とこの時間、JR九州の豪華過ぎる寝台特急「ななつ星」が入線するとのこと。
運転手「あれ! あれです! 今入ってきたのななつ星!」
乗客 「おおおおお!」
(でも夜&窓ガラスがスモークで何となくあれよなみたいな)
たぶん、ななつ星も一生乗ることはかなわないだろうけれども、車両デザインの水戸岡さんは岡山の人なんだよううう!と言いたかった。
さて、稲佐山の展望台には、ロープウェイで上がる方法と、車で登る方法がある。週末は観光客が多いためか、一定の時間を過ぎると山頂までは車が入れず、車なら中腹の駐車場に止めて徒歩かバスに乗るか、最初からタクシーを利用することになる。
なので、多くの客はロープウェイを使う。普通にチケットを買っている人もいたが、割引チケットを持っている人が多かった。
自分たちの場合は、ロープウェイの公式サイトからクーポンを印刷したけれども、それより安いのを持っていた人もおり、もう少し調べればよかったかも。まあ些細な金額ではある。
そして、ロープウェイ激混みだー!
稲佐山の夜景は、香港、モナコと合わせて「世界新三大夜景」と認定されたそうだ。本当に心の洗濯とはこういうことを言うのだろう。
夕方、入港していたイタリアの豪華客船が、ゆっくりと外海に向かっていく。はー、いつまでも眺めていたい。
……しかし、この後のロープウェイの混雑がカオスなのを、このときはまだ知らなかった。あー、あとちょっと早く引き上げていればな。
展望台からは、エレベータで降りなければロープウェイ乗り場には行けないので、その前でじっと待つしかないのだが、人はどんどん増えていくばかり。ロープウェイが満員で乗れないため、そもそもお客を降ろすことができないのだ。
……というようなことを、係の人が説明しているのだが、社員旅行らしい酔っぱらい御一行が絡んでいる。待っている間も「ガハハ笑い」やセクハラパワハラまがいの言動の数々、実にかまびすしい。
出社したら、会社のFAXの紙が全部切れてますように!
でも、夜景は本当に本当に綺麗だったよ。
次は、夜景の見えるところに泊まるのもいいなあ。
さて、明日は長崎ペンギン水族館に寄ってから帰るよ!
しつこいけれど後編へ続く。