立ち向かう楽観主義、ふたたび。

J2リーグ第18節ホーム戦。ファジアーノ岡山 VS レノファ山口

雨の降りしきるCスタ。
直前には雷も鳴り、風も強く。「悪天候」とはこのことだ。


スタジアムに着いてみると、いつもと違う様子……そうか、強風や大雨の影響、それに伴う客の安全を考えて、各テントの位置を大幅に変更していたのだ。


いつもと違って戸惑う人もいる中、声を枯らして待機列や動線を誘導するスタッフやボランティアの皆さん、大変だったと思う。
さらにはこの日、クラブに「試合を中止しろ、さもなくば」と脅迫電話がかかっていたとのこと。悪天候に加え、そういった警戒までもしなくてはならなかったはずで、本当に無事に試合ができてよかった、感謝。

 

梅ルーロー! さっぱりして美味しかったー

梅ルーロー! さっぱりして美味しかったー

 

雨脚はあまり弱まらず、スタジアムに入るまでに膝から下は濡れ鼠に。長靴が正解だっただろうな。持ってへんけど。


今日の対戦相手は、レノファ山口。去年、アウェイで完敗した記憶が、しっかりと刻み込まれている。流れるような縦への攻撃と、バックスタンドから地鳴りのように響くサポーターの声。
宿への少し長い道のりを、しょんぼり帰ったのは忘れられない。

 

 

雨でレノ丸くんが来られなかったのは残念!

雨でレノ丸くんが来られなかったのは残念!

 

試合は危ないシーンあり、惜しいチャンスありなど一進一退。ただ、やりたいようにはやらせていなかったと思う。
後半、久保田選手のコーナーキックからの仲間選手のヘディング、入ったと思って飛び上がったらわずかにラインの手前。うーん惜しい。


そして83分、廣木選手スローインから仲間選手が最終的にイヨンジェ選手へロングパス。
うまくゴールキーパーをかわして中に入れたところに、猛然と突っ込んで来た武田選手が左足を振り抜き、ボールは弾丸のようにゴールネットに突き刺さった。


うおおおお! 揺れるCスタ。


駆け寄った椋原選手がゴール裏を煽る。吠える武田くん。
あー、もうこの映像何度リプレイしたことか。
イヨンジェ・武田両選手の動きを見ながら、さりげなくサポートする久保田選手も良かった。

 

しかし、喜びもつかの間その5分後。まさか相手の無回転シュートがゴールに吸い込まれていくことになるとは。
「えええええ! 入った?!」
というような、敵ながら素晴らしいゴラッソだった。
3連勝まで、あとちょっとだった……。

 

というわけで、勝てなかったのは非常に口惜しい……けれども、武田選手の今季初ゴールは嬉しかったし、この悪天候の中で山口サポさんもたくさん来てくれて、来場者数がなんと8000人を超えたのは誇らしかった。
発表時、おおおーーーとスタジアムからも歓声が。

 

「晴れでも雨でも1万人」、なかなか難しいことではある。
観客数が減っているといった記事も読んだけれども、こんな雨にもかかわらずそれだけ来場したりするのだから、何が原因とか一概に言えないのだろうなと思うし、クラブの努力には本当に頭が下がる。


というか、ファジ丸スタジアムデビュー10周年の「レインスマホポーチ」めっちゃ可愛いな!

 

紺の水玉可愛いし、ファジ丸おるー!

紺の水玉可愛いし、ファジ丸おるー!

 

次の日の政田練習場でも、さっそく首から下げている人がいた。これはいろんな用途に使えそう。
もちろん、スマホの操作もちゃんとできる。

 

試合後、前所属が山口だった一森選手と廣木選手が、アウェイ席へ挨拶に。ふたりとも、山口では当初働きながらサッカーを続けた苦労人だと聞く。チャントも歌われ、何度も手を挙げてこたえていた。本当にサポに愛されていたんだなと何だか嬉しい。


ファジの場合も同じだ。移籍でチームを離れても、他チームに行った選手たちのことは本当に気になる。サッカー選手の選手生命は長くない。どこへ行っても輝いてほしいなあと思う。
あ、もちろん、ウチとやるとき以外に活躍してね。
……ただ、本当のところは今ウチで輝いている選手たちが、突然抜かれたりしないかは心配でならない。

 

さて、次はアウェイ二連戦。
アウェイはあまり勝てていないということなので、ぜひぜひそういうのを吹き飛ばして上位に食いついてほしい、と願っている。

 

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