沖縄、ちょい巡り。そして暑すぎ。【アウェイツーリズム】前編
前回、沖縄に来たのは、ちょうど11年前の夏だ。
ちょうどその年、JFL(現在はJ1ーJ2ーJ3ーJFLの順、当時J3はなかった)でファジアーノ岡山と琉球FCが対戦していたとのこと。
何か運命のようなものを感じるが(無理やり感)、そのときは地元サッカーチームのことなどまったく知らなかったのであった。
あれからもう11年か……(遠い目)
子どもたちは社会人となったが、まあ当時もいろんなことが起こった面白珍道中ではあったな(汗)。
それはさておき。
ほぼ時間どおりに降り立った沖縄・那覇空港は、いきなり真夏であった。じりじりと照りつける陽射し。本州はまだ梅雨が明けていない、というのに。
そして、観光客多すぎ問題。レンタカーのお迎え場所は極めてカオスであった。
沖縄観光には欠かせないレンタカーに荷物を積み込み、いざ出発したときには、すでにお昼近かった。試合は夜7時からなので、まあ5時過ぎぐらいに行けばよいだろう。
駆け足観光だと、あらかじめだいたいのルートをイメージしておくのは大事である。
まずは、前回行かなかった南部を中心に。
糸満市にある「ひめゆりの塔」。
第二次世界大戦で地上戦が唯一行われた沖縄の中でも、「沖縄陸軍病院」に学徒動員されたひめゆり学徒隊の慰霊碑だ。
戦火の中負傷兵の看護や水汲み、食料運搬などに従事していたが、南風原から南部へ撤退。しかし戦況は悪化して解散を命じられ、その多くがここで命を落としたという。
碑の奥には、それらの歴史を紐解く資料館も。
沖縄にはこういう場所がたくさんある。
何と言っていいのかわからないが、美しい風景を数多く有するこの南の島は、知られざるたくさんの痛みを抱えている……。
お昼ご飯には、こちらの「茶処 真壁ちなー」にお邪魔した。
この古民家は、築120年の登録有形文化財とのこと。
映画の舞台にでもなりそうな、何とも風情がある木造建築だが、銃弾の傷跡が残る柱もあって、実は激しい戦火をくぐり抜けてきた建物でもある。
周りを囲んでいたのは、琉球石灰岩の石垣だ。写真ないけど。
ここでは、スイーツやドリンクの他に、ランチも食べることができる。その種類がめっちゃ豊富!
今回は、お店オリジナルの野菜あんかけそば(自分)と、ゴーヤちゃぷるー定食を注文。
待つ間、建物の中を観察。天井、よいなあー。
そうこうしているうちに、運ばれてくる今日の美味しいものたち。
もしかして、この箸置きは珊瑚?
チャンプルー定食は、沖縄そばがついている上にご飯が選べて、今回は「じゅうしい」を選択。
もちろん、「『じゅうしい』ってなんですか?」と質問。
沖縄の炊き込みご飯だそうです。
空港のお土産屋さんで「ジューシーの素」売ってたの、買っておけばよかったなあ。
ちなみに、この「茶処真壁ちなー」は静かな住宅街の中にあり、ちょっとわかりづらいので気をつけて。
曲がる道、狭い!(涙)
さて、お腹が満足したところで、今度は北上して、沖縄一番の観光地にして世界遺産である首里城を目指す。
場所自体はすぐに分かったけれど、ナビに従って進んだ駐車場が間違いで慌てて引き返す。結局、近隣にあったコインパーキングへ。
そこから徒歩で首里城へ向かう。小高い場所にあるのですぐわかる。
だが、反対側から来てしまったようだね?
途中、何とも不思議な木を発見。
暑さのあまり?看板を見落としたようなのだけれど、ネットで検索してみたらどうやらアカギという木が戦争で焼けて、それにアコウという木が寄生して生えたということらしい。
「守禮」(守礼)とは「礼節を守る」、なので「守禮之邦」とは「礼節を守る国」という意味なのだそうだ。戦時中に焼けて復元されたものとのこと。二千円札のデザインにも使われている。
帰る途中の池で、見たことのない鳥に出会った。
なんという鮮やかな赤。
帰ってから調べてみると、首里城の池にいる鳥として有名らしく、カモの仲間「バリケン」だそう。
全然物怖じしないし、近づいてくる!
というわけで、長くなったので前編として、続きは後編へ。
ふーっ。