J2リーグ第33節アウェイ戦。アビスパ福岡 VS ファジアーノ岡山
いやー、来ちゃった。
九州はやはり遠いし、直前に山口、その前には長崎にも行っており、今回はDAZN観戦と思っていたら、急に相方が
「福岡、行っちゃう?」
と言い出してびっくり。
そりゃ、現地に行けたら嬉しいけれど……えっ何、日帰りですと?
お、おう。
というわけで、福岡日帰りのアウェイ旅。
途中、山口の時と同じ美東SAにて、名物ちゃんぽんではなく!やはりカツ丼と勝つカレーでJリーグカツ丼部、カツカレー部の部活に勤しんだのであった。
どこまでも! 験を担ぐ!
そして試合は。
前半終了直前。
上田選手のパスを仲間選手がフリック(=軽く触ってパスの方向を変える)、受けた関戸選手がDFをかわして走り込み、中野選手へ横パス、福岡の元ファジ篠原選手をかわしての流れるようなゴール!
連携と流れから生まれたこのシュートは、DAZNのスーパーゴールにも選出された。
胸のエンブレムを叩いてみせる中野くんに胸アツ……。
だがしかし。
このまま逃げ切れると思ったが、なんと終了間際にPKで追いつかれてドロー。
くやしいいいいい!
PKを取られた側なのでモヤモヤする部分はあるけれども、こういうことはいつだって起こり得る。
なので、中野選手のとても惜しいシーンとか(本人もコメントしていたけれども)、とにかくもう1点取っておけばなあ、という試合だった。
あーほんま残念。
ただし、現地の雰囲気はとても良かった。
試合が終わり、選手が並んで挨拶するまで岡山のチャントだけが響いていたし、アウェイゴール裏には
「まだだ! まだ終わらんよ!」
と、選手を後押しする気持ちに満ちていたように思う。
もちろん、この時期には「勝ち点3」という結果が求められるのは当然なのだけれども……なんと言っていいのかな、一歩ずつでも進んでいるというか。
いずれにしても、残りは9試合。
得失点差の貯金がないのだから、とにかく勝ち点を積んでいくしかない。
ところで試合が始まる前、電光掲示板がまさかの「FAJIANO」表記に!
(FA「G」IANOどすえ。しばらくしてから直してくれました)
あと、福岡のチャントで「博多の男なーらー♪」というのがとても気になったのであった。
アビスパ福岡には、「レベルファイブスタジアム」という素晴らしいサッカー・ラグビー専用スタジアムがある。
現在、ラグビーW杯期間中のため使えないのだが、専スタ行ってみたかったなあ。
どちらも「博多の森」の中にあるのだけれど、本当に森っぽくて(なんかいそう)、まだ蝉が鳴いていたよ。
我が家にとってアウェイは自走が多いので、やっぱりどこに車が止められるかは非常に気になるところだ。
駐車場は、その日使っていない野球場などが当てられていて、あらかじめネットから「軒先パーキング」で予約申し込みができる。
区画などは決まっておらず、予約をプリントアウトしたものを入り口の警備員さんに見せると入れてもらえるしくみ。
クラブが頭を悩ませることのひとつはやっぱり駐車場問題だと思うが、先日行った長崎や琉球は「akippa」とクラブが提携していた(他にも町田や金沢など)。
さて、今回はまさかの「日帰り」なので、アウェイツーリズム的話題はあまりないのだけれど、日帰りの感想としては……
「車で日帰りわりとキツイ。九州けっこう遠い」
の一言に尽きる(笑)。
連休の初日だったので、家族連れで来られていた方たちなどは旅行も兼ねていたかもしれないし、まあそもそも車で来ないか。
(新幹線が選手と一緒だったというつぶやきもお見かけした)
帰りの高速、最初のサービスエリアではお土産を買うファジサポさんたちをお見かけしたので、車で日帰りする人がいないわけじゃないのだけれども。
帰りは夜だし、台風の影響で雨風が強く、運転はかなり気を使った。
ドライバーふたりが交代しながら走ったのだけれど、途中たまたま自分がドライバーのときに交通事故を目撃。
あれは怖かったな……。
幸い雨は上がっていたのだけれど、高速道路って割と真っ暗なのだ。
たくさん車が走っていると気づかないけれども、ちょうど時間帯が夜中に近いこともあり、前を走る車ほぼおらん!という感じが続く。
そんな中、本来なら前を走る車の赤いテールランプが見えるはずが、かなり明るい白色ライトが前方遠くに光っているではないか。
ちょうど、走行車線を運送会社のトラックが走っており、少しスピードを上げて追い越し車線から抜かした直後のことだ。
何だか、様子が変だな?
高速道路なので、あっという間に白いライトが近づく。
あれっ、これ走行車線の上やん。やばい。
こちらを頭にして、ライトをつけたまま斜めに止まっている黒い車。
反射的に、ハザードを点灯。
少しずつ、スピードを緩める。
たぶんちゃんと気づいていたトラック、追い越しのほうに移動。
ゆっくりと、ひしゃげた黒い車の横を通り過ぎる。
道路に散乱しているのであろうガラスをタイヤが踏んで、パリパリと音をたてた。
まだ中に人がいるようで、背筋が凍った……。
少し前のほうに、トラックがハザードを点けて停車している。
乗用車がこちらを向いていたので、「まさか逆走?!」と一瞬思ったが、後で速報を見たら「追突事故のため」となっていたので、トラックに追突したかされたかなのだろう。
だが。
もし、ライトがこちらに向いていなかったら?
気づかずトラックが突っ込んでいたら?
そんな「もし」を考えると、本当に恐ろしさに震える。
本当に本当に本当に、運転気をつけよう……とあらためて誓った出来事であった。